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校長あいさつ

2008年12月01日
「育ての心」 ―子どもの感性とともに学ぶ―
 11月14日(金)、秋晴れの穏やかな一日でした。
 第42回 研究会が、多くの皆様の御理解と御協力により盛大に開催されました。お陰様で、参加してくださった方は300人余となり、今も粛々と続く安東小学校の研究に大きな応援をくださいました。
 講師の上田薫先生からは、記念講演の中でこれまで続けてきたことへの労いとお礼の言葉をいただき、この上ない喜びをかみしめました。

 「この子らは なお幼なけれど 毅然たれば
                瞳さわやかに 吾を見つめくる」
 上田先生が、安東小学校の子どもたちを詠んでくださった短歌の一つです。校長室には「育てる心」と書かれた額もあります。私たちは、育てているつもりで育てられていることを知ります。

 「自ら育つものを育たせようとする心。それが育ての心である。世にこんな楽しい心があろうか。それは明るい世界である。温かい世界である。育つものと育てるものとが、互いの結びつきにおいて相楽しんでいる心である。」
 倉橋惣三(幼児教育者)の文章です。そして、次のように続きます。
 「育ての心。そこには何の強要もない。無理もない。育つものの偉(おお)きな力を信頼し、敬重して、その発達の途に遵うて発達を遂げしめようとする。役目でもなく、義務でもなく、誰の心にも動く真情である。
 しかも、この真情がもっとも深く動くのは親である。次いで幼き子等の教育者である。そこには、抱く我が子の成長がある。日々に相触るる子等の生活がある。斯うも自ら育とうとするものを前にして、育てずしてはいられなくなる心、それが親と教育者のもっとも貴い育ての心である。
 それにしても、育ての心は相手を育てるばかりではない。それによって自分も育てられてゆくのである。我が子を育てて自ら育つ親。子等の心を育てて自らの心も育つ教育者。育ての心は子どものためばかりではない。親と教育者とを育てる心である。」
 昭和11年に発刊された書物の言葉ですが、教育の本質は不変であることを感じます。師走を迎え、心を置き去りにしない毎日を過ごしていく覚悟であたります。                                                              校長 渡邉美惠子
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