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校長あいさつ

2010年11月01日
「東京知的探検」に学ぶ
 11月に入りました。早いもので今年もあと2ヶ月。この2ヶ月をどう過ごすかによって今年1年の総括も変わってくるのではないかと思います。学校も全力でこの2ヶ月がんばっていく所存です。一層のご理解、ご協力をお願いいたします。
 そんな中、先週6年生と2泊3日の「東京知的探検」に行って来ました。安東小では、この東京知的探検を「きこう みよう そこから考えよう」の具体的な実践の場としてとらえ計画を進めてきました。様々な仕事に就いている方々との出会いの場を設定し、訪問させていただいた活動もその一つです。職種こそ違え、仕事への情熱、夢などその人なりの生き方に触れることができ仕事へのあこがれをもった子どもも多かったのではないかと思います。
 
 1日目に訪問した宝生館能楽堂での能楽師との出会いでは、伝統芸能を守りつなげる仕事の厳しさを知るとともに、人の生き方に迫る話を聞かせていただきました。
 「その場の空気を読める人にならなければいけない。」という話は、子どもにとっても大切な教えとなりました。静かにしなければいけないところを平気で無駄話をしているようでは人として失格であるということです。能や狂言は決してわかりやすいものとは言えません。ですから、「空気を読む」と同様に、五感を働かせて自分の心で読みイメージすることが必要です。普段の生活も能楽の鑑賞も心の有り様が大切であることを教えていただきました。
 2日目、私はアパレルメーカー「ナルミヤ」と大田区の町工場を18人の子どもと訪問しました。「ナルミヤ」は子供服を専門につくっている会社ということもあり、全体として明るくフレッシュな印象を受けました。販売を専門とする人、デザインを専門にしている人、プレス(宣伝、広報)を専門にしている人、様々ですが、その誰もがやりがいある仕事ですと言っていました。どこにその理由があるのかと考えながら話を聞き、見学をさせていただいきました。結局は一人ひとりが信念や願いをしっかりもっていて、それが認められているということが大きな理由かなと思いました。「1年目でも2年目でも責任ある仕事をやらせてもらえる。だからこそやる気も出る。」というデザイナーさんの話はまさしく「まんざらでもない自分」を感じることの大切さや「認められることは意欲や責任感を生む」ことにつながることを再確認することができました。
 
 そして、大田区の町工場。ここでは人のつながりの大切さを学ぶことができました。大田区の町工場はほとんどが家族、もしくは本当に少ない従業員でがんばっているところです。製品を作るための機械を自分たちで作っている、その技術にも感心しましたが、更に感動したのは、「仲間まわし」のお話です。自転車で行ける範囲、或いは同じ建物に工場があって、自分では作れないものがあるとみんなで助け合って機械部品や製品を作っていくということです。それぞれに持っている技術を共有しアイデアを駆使して製品を世に送り出すという姿は、職人としての誇りと人間としての温かさを感じるものでした。
 
 修学旅行とよばれる校外学習が、本校の場合、人の生き様を垣間見て夢や感動を感じる本物の「知的探検」旅行になっていることに私は大きな喜びを感じることができました。
 それにしても、夢をもって人生を突き進む人って本当に元気があって輝いていました。

 校長 豊田公敏
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