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校長あいさつ

2011年07月05日
耐性
すっかり夏らしくなってきました。今年も暑さ対策が重要になってきそうです。先月、5・6年生の教室に扇風機を設置しました。校舎配置、教室配置等の関係から特に暑さが厳しいと思われる教室から順次取り付けを行っています。これで4年生以上は設置完了です。予算の関係で1〜3年生はもう少し先になりますが、はやく設置できるようがんばります。

 先月末、5年生の井川自然教室に同行しました。幸いお天気に恵まれ3日間、予定した活動をすべて実施することができました。下界では猛暑で倒れそうだったと聞きましたが、井川でも30度を超える暑さでした。水分補給にこれほど気を遣った自然教室もあまり記憶にありません。全員大きな事故もなく帰って来ることができほっとしています。(おかげで学校だよりが遅くなって申し訳ありませんでした。)
 毎年のことなのですが、井川などでの2泊3日の自然教室では、学校では見られない子どもの様々な表れが見て取れます。普段以上に力を発揮する子もたくさんいて嬉しい発見もあります。その中で課題を挙げるとすれば、個々がもつ「耐性」の有り様ということかなと考えます。
2泊3日の生活ではテントを張ってまずは「住」を確保します。次に食事を作って「食」を手に入れます。生きていく上での基盤となるこの2つのことを友だちと協力して、そして自らの責任の下に作りあげていくのです。2日目には、地図を片手に友だちと<心をつないで>自然の中を歩きます。自然との対話ができれば最高ですが、なかなかそうはいかない班も出てきます。心をつなぐとは仲間を信じるということです。従って、<心のつなぎ方>が浅いと言い争いは生まれても、自然と向き合うなどという余裕は生まれません。

これらの活動は、子どもにとっては今まで経験したことがない厳しいものだと思います。自分のもっている力が本当の意味で試される場になります。疲れてくると、そして時間的にも精神的にも余裕がなくなってくると言葉が荒くなってきます。たいしたことではないのに友だちに当たり始めます。動かなくなります。責任を転嫁し始めます。そして、周りを見て動く、すなわち「気づき」もなくなってきます。最近の子どもたちにこの傾向が多く見られるようになったと感じています。自分がどれだけ苦しさに耐えられるか、粘りきれるか、まさしく自分との戦いです。自然教室だからこそ学んで欲しい大きなねらいがここにあります。
 
 昨今、「耐性」のなさが大きな問題としてしばしば取り上げられています。これは子どもに限ったことではありません。大人でも気に入らないとすぐに会社を辞めてしまったり、自暴自棄になって大きな事件を起こしたりすることが時々あります。効率のよさや便利さを追うあまり、人としての心や生き方を置き去りにしてきたことのつけが様々出てきている、そんな気がしてなりません。

この夏休み、テーマパークもいいけれど、親子で大自然の中にどっぷりつかってみるなんてことはどうでしょう。子どもの耐性が再確認できるかもしれません。(併せて大人の耐性も。)
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