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校長あいさつ

2014年07月01日
自然なあいさつ
 第1ステージも残り1ヶ月となりました。5年生は井川少年自然の家に2泊3日の自然体験教室に出かけます。4年生の和田島自然体験教室や6年生の修学旅行も同じく、出発してから帰校するまでは、寝食を含めた全ての時間が集団行動です。日々の学校生活とは違う環境の中で、各人の責任やグループの協力など、これまでの学校生活で身につけてきた態度や行動が試されます。
 身についているかどうかが試されることの一つに、挨拶があります。本校の子どもたちは、修学旅行や社会見学など校外に出かけた時に、挨拶を褒められることがよくあります。
 それは、普段からあいさつ運動に取り組んでいる成果ではありますが、「それでよし。」にはできないことがあります。それは集団での挨拶はしっかりできていても、個人での挨拶はどうか?ということです。
 以前の自然体験教室での光景を紹介します。
 5年生の自然体験教室2日目は、野営を終えて自然の家に入所します。食事も食堂になります。一人一人一列に並んで、お盆に食事を配ってもらいます。並んでいる前の子にならって、どの子も「いただきます。」と言って受け取ります。そして、配膳が終わるとテーブルについて、全員で「いただきます。」を唱和して食べ始めます。
 さて、食事が終わって、班ごとに食器を重ねて返却に向かいます。しかし、各テーブルから「ごちそうさまでした。」の声は聞こえません。返却口では食器を受け取ってくれる職員に無言で渡して、食堂から出ていこうとします。「ちょっと待ちなさい。やり直し。」と先生から言われた後の「ごちそうさまでした。」は大変しっかりできます・・・。集団として求められ、指示された時はしっかりできるのに、自分だけの時はできない。これでは挨拶が本当に身についているとは言えません。一人であっても気づき、判断し、行動できること。それが確かな個をめざす「心みがき」です。
 「見守り隊」の方など、地域の方々からも子どもたちの挨拶を褒めていただくことがあります。「1年生が、『昨日はありがとうございました。』と挨拶してくれたよ。」「毎日何か一言、声をかけてくれるよ。」など、それらはすべて一対一の挨拶です。きっとこの子たちは、自然の家の食堂の職員の人にも、「ごちそうさまでした。」「ありがとうございました。」と一人でも言えると思います。
 今年は一人一人の挨拶に視点を置いて指導に取り組ん
でいます。各学年の校外での教育活動についても、「挨
拶、自分でできるかな?」と投げかけていきたいと考え
ています。          [文責=校長]

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