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校長あいさつ

2008年09月01日
体験活動を活かして「活用型学力」を育む
 夏休みが終わり、子どもたちの元気な声が校庭から教室から聞こえてくるようになり、
学校に元気が戻ってきました。
 真っ黒に日焼けした子、ひと回り大きくなってたくましくなった子、夏休みならではの貴重な体験をした子等一人ひとりが生き生きとしています。きっと自慢がいっぱいできた夏休みであったと思います。大きな事故も無く、健康で過ごせたことは、何よりも保護者や地域の皆様の御協力があったからこそと、感謝申し上げます。
 さて、子どもたちは夏休み中に地域に出かけて、多様な体験をしてきました。
 その一つに、6年生が総合的な学習の時間の実践として安東児童館で「交通安全教室」を開催し大きな成果を修めた事例があります。当然、子どもたちの力だけでは実現できるものではありません。今年の夏休みは子どもたちにとって、交通指導員の白澤さんが総合的な学習の時間の先生でした。
 安東地区の交通事情に答えていただいたり、危険な箇所を調べたものについて御意見をいただいたり、そして、交通安全教室を地域に向けて開催するまでの手配をしていただいたりと多くのことを教えていただきました。
 他にも、地域の歴史について学んだ子どもたちは、いままで見過ごしていた地域の寺社や記念碑の持つ重要な意義や役割に気付き、地域への愛着を深いものにしました。
 子どもの発想を生かし、知識や経験の活用を図ることは「確かな学力」の育成に向けて、非常に大切なことと考えます。子どもが自ら得た知識や経験、体験を活用する必然や価値を感じながら学習を進めることができるからです。
 これからも、一人ひとりの子どものものの見方や考え方を大切にし、知識や経験が結びつき、新たな発想や考え方を生み出す楽しさを味わわせながら「活用型学力」を身につける授業に取り組みたいと考えています。
 保護者・地域の皆様の御支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
                        校長 渡邉美惠子
  
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