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校長あいさつ

2008年11月04日
自分らしく ―枠にとらわれない考え方・生き方をしよう―
 11月にはいり、山々の紅葉のたよりがあちらこちらから届き、「実りの秋」を感じる季節となりました。
 安東小学校では、10月26日(日)から28日(火)にかけて、初の試みとして地域の皆様の御理解と御協力をいただき「通学合宿」が実現されました。「通学合宿」とは、異年齢の子どもたちが、地域の皆様に教えていただきながら自分たちで生活し、そこから学校に通学するという活動です。2泊3日の「通学合宿」を通して、子どもたちに「自立する心」「協力する心」「感謝の心」などを育てることを目的としました。子どもたちは短期間でしたが、大きな成果を感じて帰宅することができました。この間、実行委員長の長坂好洋様はじめボランティア等として御協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。
 今、子どもたちはさわやかな秋の日差しを浴びながら、精一杯運動場を走ったり仲よく長縄跳びをしたりしています。自分の好きな本を選んで「読書の秋」を充分楽しんでいる子どももいます。
 その子がその子らしさを発揮しながら、その子ならでは道筋でより確かなその子になっていく姿を「自分らしく」と考えます。常に「自分らしく」あり続けるということは、「自分ならでは」の無限の可能性を信じ「自分が自分であるということ」です。
 今年は日本人で4人もノーベル賞受賞者が誕生しました。そのお一人益川敏英氏は「知ったかぶりをすることが大切。何かの拍子で自分の未熟さが分かり、さらに勉強しようと思うはず」と語っていらっしゃいました。自らを揺さぶり、問い、自分の見方・感じ方・考え方を再構築できる人こそ、成長していく人と思います。「アイデア」は枠をはずして考えると独創的なものが浮かんできます。「おもしろいことがあったらどんどんやりなさい。ただし、難しいからといって、途中で投げ出してはダメですよ」とも、益川敏英氏は語っていらっしゃいました。
 子どもとともに成長し続ける大人でいたいと思うこのごろです。
                        
校長 渡邉美惠子
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