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校長あいさつ

2009年02月02日
「学びを創る」 ―子どもたちの満足度を上げる―
 「冬なくば、春なきに」といいますが、立春の声とともに暖かな春を待つ気持ちが一層膨らむこのごろです。
 今年度も残り2ヶ月となりました。これまでを振り返って、子どもたちにやり残してしまったたことはないか、子どもたちにしておきたいことは何か、子どもたちに授業でよい出会いをさせてあげたいと、33日となった授業日を1日ずつ大切に送っているところです。
 ところで、昨年は暗い話が多かった中で、日本のノーベル賞受賞者が4人というニュースは、日本人に驚きと明るさをもたらしました。「頭脳流出」という言葉がささやかれたのは少し残念なことでしたが、これを契機に子どもたちが科学への関心を増大させてくれることを期待しているところです。時代の流れの速さに、じっくりと考えさせることの難しさはありますが、それに対応した知識と知恵、そして行動力によって自らの人生の前進が可能となります。子どもたちに、何のために、どのような目的を持ってどのように行動していくのか、人生のデザインをしっかりと考えさせること、「生きる芯」のしっかりした子、人生のための「学びを創る」力をつけさせることが大人の役割であると考えます。
 「よしっ!」「いいね!」等の短い励ましの言葉は、子どもたちの満足感を一気に上げます。持久走記録会での「いいぞ!」「もう少し!」の言葉やまなざしに、子どもたちは精一杯の力を出していました。すばらしい「学びの創造」が展開されていました。
 2月26日(木)には、5年生が中心となって「六年生を送る会」が開催されます。6年生に喜んでもらおうと、感謝の気持ちをこめて1年生から5年生が準備に取り組んでいます。そんな中で「自分も案外できるなあ」と自身を見つめなおし、自信を持ち始めた5年生が増えています。
 家庭や地域の皆様から、温かな見守りとやさしい励ましがいただければ幸いです。
                校長 渡邉美惠子
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